イメージトレーニングについて
イメージトレーニングはとても大事だと考えます。客観的に見て聴いてて、これをやった瞬間に現れる差の大きさに、いつも驚かされます。
もしあなたが先生なら、生徒さんに試してみてください。催眠術か?と思うくらいの効果が出ます(小さい字で書いておこう)。
なんでもいいので、「その」気になって吹くこと。「その」は、どんな「その」でもいい。でもその「その」は、自分でそう決めないと設定されない。逆にいえば、自分でそう設定さえすれば、「その」条件になります。
「場」や「空間」の話だけではないのですが、「場」や「空間」で例えるとわかりやすいと思う。
ある程度に準備・練習した曲があれば、それを、自分がステージの上に立っていると思って吹く。ステージを想定しなくてもいいです、何か、今いるその練習の場とは違う場・空間をイメージする(もちろんその練習場でもいいんですが、これは例えばの話)。
「練習」をしている時、曲をさらっている時って、自分の周りには自分だけしかいない感じがしませんか?自分の周りが狭くなっているような、自分の体の周りに狭い幅の空間があるような、その中で吹いている感じ。
集中してさらっている時はそれでいいと思います。そうやって自分の内に入り込んでする練習方法もあるはずで、私個人的には必要な方法だと思います。
その状態を意識的に広げるというか、自分の耳を外へ持っていくというか、自分を分離させて遠くへ飛ばして、その自分に自分の演奏を聴かせる、という感じかな。(その自分は何人いても構わない)
新しい曲の習い始めでも、数小節をさらってある程度その箇所を理解したなと思ったら、すぐやってみたらいいと思う。
(注:あまり早い段階でこれをやると、間違った解釈に基づく演奏に繋がってしまって修正するのに困るかもしれないので、まず楽譜を正確に読むこと、運指や音価はちゃんと読んでくださいね)
これを、ロングトーンでやってみてください。結構ハマります(どっと疲れるかもしれませんのでほどほどに)。
イメトレは面白くて効果的です。またパターンを書き出してみようと思います。